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暫く雪ダルマを見ていたら、父が私を向に来たんだ
女の子はと言うと知らない間に居なくなっていた。
帰る時、肖像画がある部屋を通ったんだ。
私は父の手に引かれながら、フッと辺り見渡していたんだ。
そしたら中庭で雪ダルマを一緒に作った女の子の絵があったんだ。
女の子の絵の前で止まってしまってね、父にどうしたのか訪ねられてしまったよ。
あぁ、無論一緒に遊んで居たことを話したら、
執事さんがそれは
おかしいと言い出したんだよ。
それは何故かって?
それは………
女の子は三年前に亡くなっていたんだ………。
執事さんの話だと
女の子は中庭の氷が張っていた池の上を、滑って遊んでいたらしいんだが………。
いつの間にか女の子は消えてたらしい……
急いで池に近づいて見たら子供独り分の大きさの穴があったらしいんだ。
穴の中を確認しようと近づいてみたんだが、大人の体重では氷はすぐ割れてしまう。
仕方がないが主人にこの事を報告に行ったが、誰も打つ手がなく氷が溶けるのを待った。
氷が溶けると同時に女の子の行方を探し、やっとの思いで葬儀を行ったらしい。
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