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真理 夢の中Said
俺の名は御子神真理ーミコガミマサミチー通称シンリ。今年めでたく私立冴嶋高校に入学した、15歳の高校一年生だ。
まあ、見てのとおり、何処にでもいる平凡な男子高校生だぜ。どっかの主人公みたいに時別な才能もなければ、成績も運動神経も普通。顔も普通。全て普通だ。
そして今は6時間目の歴史の授業中だが、自習のため、皆好き勝手な事をしているから結構騒がしい。
漫画読んだり寝たりダベったり、リア充に群がったり(笑)。真面目に自習している奴なんてほとんどいない。かくゆう俺も携帯小説サイトを読んでたりする。
「みんな、今は授業中だよ。静かに自習しようよ」
窓際の後ろの席の辺りに出来た黒山の人だかりからちょっと甘い感じの男の声。
「チッ!またか、リア充爆発しろ。」
隣の席から声がした。一応言っとくがこいつもイケメンだぜ。テないけどな。
「いつもの事だ。ほっとけ。」
携帯を見ながら言えば、
「何見てるだよ?」
と、言われたからすかさず、
「お前の将来。」
と、答えたら、携帯取られた。
「どこが俺の将来だ。」
「そのまんま。脇役巻き込まれ、異世界召喚。」
「そん時はぁ~てめえも道連れにしてやる。」
「いやいや。俺関係ないし。お前はすでにあいつの幼なじみ兼親友だし、巻き込まれフラグも立ってるじゃん。」
すると何かぶつぶついい始めたが、小声でよく聞き取れないので、とりあえず携帯を取り戻し放置した。
えっ、聞いてやらないよ。めんどくせぇ。
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