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いよいよ退院の日が来てこの日は両親2人とも大事な仕事があるからお兄ちゃんが学校終わってから迎えにきてくれた。
家から近くの病院だったらしく歩いて帰った。
純『ここが俺たちの家だよ』
しばらく外から家を見つめていた。
ここが私たちの家?
やっぱりピンとこない。
純『里穂、家入ろっか』
里穂『はい。』
お兄ちゃんは家の部屋を案内してくれた。
純『ここが里穂の部屋だよ』
私は自分の部屋に入る。
部屋はピンク一色だった。
女の子らしい部屋なんだ。
とりあえず、部屋に入ってみる。
私は1つの写真に目がいった。
里穂『あのぉ、この写真』
純『あぁ、これは康司と夏祭り行った時のだな』
里穂『私、凄く楽しそう』
純『里穂はいつも笑ってたよ。笑顔が絶えない子だった』
里穂『そうなんだ。』
純『学校だけどなぁ、俺も一緒の学校なんだけど里穂1ヶ月休みにしてもらったから。先生に理由話して。』
里穂『ありがとう』
純『疲れただろ?ちょっと休んだら?』
里穂『はい。そうします』
私はこの日ずっと部屋の中にいた。
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