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女「米山さん」
秀「あ?」
女「ちょっと、いいですか?」
キタッ
いつものか……やれやれ。
一見おとなしそうな女だ。だが、裏を返せば……。
金目的か、俺の外見か……。
友達「あ、俺ら、先に行ってらぁ」
秀「あ、ん。悪い」
いつもの事だけに、手際が良い。
女ばかりか、男連中も、金目的な付き合いを求めてくる奴は、少ない。しかし、今のあいつらは、金とは関係なく、付き合える数少ない奴らだ。
かけがえのない友達。
女「突然すいません」
ペコッ
あ、ヤバイ。今、この状況だったのを忘れてた。
女「あの、これ……」
女は、手紙を差し出した。
気まぐれで、付き合った女は数知れない。
しかし、それも、今は飽きた。
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