プロローグ

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キヅナが産まれてから5年の月日が流れたある日 「ここグレイアールは5つの国でできています。 1つ目は我らがカトレラ王国 2つ目は東に位置する和の国、大和 3つ目はガリアン帝国 4つ目にエルフの国フォレス そして最後5つ目はドワーフの国カジヤです。この5つの国からアールグレイはなりたっています。その昔はこのカトレラ王国はガリアン帝国と戦争をしていました。しかし今は休戦状態でいつまた戦争が起きても可笑しくない状況です。 軍事国家であるガリアン帝国に軍事国家でないこのカトレラ王国が負けなかった理由としては初代国王様であるカトレラ・アールスト様からこの国の元国王カトレラ・ガイア様までずっと神の加護を受け世界に愛され、強大な魔力を持っているからと言えるでしょう。その他にも・・・って聞いているんですかキズナ様!」 「えっ!ま・・・まあねぇ・・」 っと目尻がつり上がった眼鏡をはめているいかにも家庭教師ですといった風貌のこの女性に今注意された少年、名をカトレラ・キヅナ、このカトレラ王国国王であるカトレラ・ガイアの一人息子である。キズナがまだ5才なのに国の歴史などを学んでいるのはこの国の後継ぎになるため英才教育をほどこしているため致し方ないことなのたが、キヅナ自信は勉強が大嫌いであるためよく注意をされるのだが今日に限っては勉強嫌いとはまた別のことでうわのそらになっているのであった。 「ねぇアリア、ついにこの日が来てしまったよ・・・」っと家庭教師であるアリアにキヅナは言った。 「またその話ですか?何度も言ってるじゃないですか!あなたはあの歴代最強とまで言われているガイア様のご子息なのですよ?そのような血筋のあなたが魔力測定ごときで緊張してどうするのです?」っとアリアは答える。 そうキヅナは今日5才の誕生日を迎え国が定めた「5才の誕生日の日に魔力測定をする魔測の儀」をあと数時間後にひかえているのである。 「だって父さんがどんなに凄い人であっても俺は俺であって凄いわけじゃないだろう?それとアリア、敬語は止めてくれってあれほど言ってるじゃないかっ!」 そうキヅナは言うとアリアは 「それでもキヅナ様は素晴らしい力をお持ちだと私は信じております。それから敬語は直すことはでしません。あなたは王子様なのですから。」などと言って話していたらコンコンと扉をノックする音が聞こえ「キヅナ様お時間です」とメイドが迎えにきた。
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