5人が本棚に入れています
本棚に追加
高橋さんと会った翌日、ぼーっとテレビを観ながら朝食をとる。
片手に手にした携帯の電源をいれる。
昨日、帰ってからすぐ携帯の電源切ってしまっていた。
「そういえば、昨日、高橋さんと会ったんだよなぁ…」
急に眠気が覚める。
メール3件
「3件も?」
思ったより多いメール件数にとまどう。
仕事フォルダに入ってた一件は絶対に奈津ちゃん。
『ぜひお話聞いてください。お休みなさい』
予想通りの内容。
あと2件は高橋さんと加奈子から。
「どーしよう、なんか怖いよー」
迷った私は、とりあえず、加奈子のメールから見てみる。
『高橋さん、全く話さなかったけど、やっぱり桜、気にしてる?
でも、高橋さん、桜帰った後、桜が思った通りの自分のタイプだから、すごく緊張して全然話せなかったって言ってるよー。もし、桜、高橋さんの事、少しでも嫌じゃなかったら、もう一回、会って…というか、メールでもいいからしてあげて!』
…本当に!?
緊張してた?
タイプ?
ニコリともしなかったのに。
でも悪い方に考えていただけに、嬉しくて、高橋さんのメールを見てみた。
最初のコメントを投稿しよう!