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どうして… どうして私がこんな目に会わなくちゃ ならないのー! ただいまわたくしミィこと 北野美希 高校2年生。 外見はいたって普通。 今日最悪な不幸が来ました。 まず今日はバレンタインデーです。なのに好きな人呼び出すの忘れた~! 「いいねぇ・・・みんなは・・・」 はぁ・・・もうどうして私は今日に限ってヘマをしてしまったんだろう。 「どうしたの?ミィ?」 たった今デリカシーのない質問をしてきたのは親友の寺本優花。名前の通りお花みたいにかわいい女の子だ。悪気はないだろうけどこんな質問をした彼女に苛立ちを感じる。 「どうしたの?・・・じゃないよ!だって今日バレンタインなのに好きな人呼び出すの忘れてたんだよ!」 友達に八つ当たりするなんて・・・最低な私。 「だったら今日呼び出せばいいじゃん?」 「はぁ?!無理に決まってるよ・・・あんたみたいにかわいくもないしさ!」 私の意気地なし。 「それにミィの好きな人って 早手川瞬君でしょ!」 ばっ!と優花の口を押さえる優花はもごもご言いながら必死に抵抗している。
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