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「しっ!!そのことは言わない約束でしょ!」 口に指を当ててわかりやすいジェスチャーをしている。パッと手を話すと 「ごめ~ん」 と、全く反省していないようだ。 「でもミィの好きな人は、たぶんミィのこと好きだよ?」 「なっ!?何言ってんの!?そんな訳ないでしょ!」 単純な私。体が熱い。 多分顔はりんごのように赤くなっているだろう。 「まぁいいや。あっ!チャイムだ。じゃあね」 優花は、2組。うちは、1組。そして瞬も1組でしかも幼なじみなのだぁ・・・なんて自慢してる場合じゃない。 だって瞬は、運動神経バツグンだし顔もそこそこだし何よりもモテてしまうからだ。 はぁ・・・何か憂鬱になってきた。 「オーイ、ミィ!!」 瞬だ。 「ん~?なあに?」 「そこの輪ゴムとって」 「はい」 そっけない返事。本当は、顔がニヤケる位うれしいのに。はぁどうしたら優花みたいに可愛くなるのだろう… 「平気だってそんなの、ミィは、ミィでしょ!」
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