占い師メルと暇人王子様ギルテオ

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パステリア王国は豊かな国。王国はもちろん城下町も、港町もいつも人の笑い声で溢れる素敵な国です。 そんな国の王様も国民に慕われていました。王様も国民を第一に考え、日々努力していました。 そんなパステリア王国の下町に、一軒の占い所。人々が未来導<ミライドウ>と呼ぶその店は、一人の少女が切り盛りしていました。 少女の名前は、メルティア・エリクヴィータ・ガルジアと言いました。みんなからはメルと呼ばれていました。 メルの店は、いつも大繁盛していました。メルに未来を占ってもらうと必ず当たるともっぱらの評判だからです。
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