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｢･･･ﾘﾄｽﾁｱ!｣
唱えた瞬間、ﾒﾙの頭の中に映像が流れ出します。それは、ベッドの上でうなされるﾊﾞﾘﾅさんの息子さんです。
次に何かの薬草。う-･･･んと、何だっけな。と、ﾒﾙは必死に考えます。あ、そうだ青波草だ、と思い出すﾒﾙ。そうです、勉強不足でした。
｢ﾊﾞﾘﾅさん、お医者様にもらった薬はなんでしたか?｣
｢たしか、夜空草だったわ｣
｢では、お医者様に青波草をいただいて見てください。きっと良くなると思いますよ。｣
｢わかったわ、今から行ってくるわ。ありがとうねﾒﾙちゃん。｣
｢いえ、さあ息子さんの所へ向かってあげてくださいな｣
｢そうさせてもらうわ、またね｣
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