占い師メルと暇人王子様ギルテオ

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次の日。やはり未来導にお客はほとんど来ませんでした。作業の合間に人がくる程度でした。 「こんにちは・・・」 「ギルテオ様!」 本当にこられると思っていなかったメルはとてもびっくりしました。 「遊びに来たよ」 「どうぞ中に入ってくださいな」 テントをくぐり、メルの前のイスにちょこんと座りました。 「すみません。ギルテオ様がいらっしゃったというのに、このような場所で・・・」 「え?なんでメルが謝るの?僕がここがいいっていったのに」 「それならいいのですが」 「うん、メルは何も気にしないで!」
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