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「手伝う…ね。沖田とは知り合いじゃない。沖田のいる新撰組は敵だよ。つまり、分かるよね?」
吉田さんはさっきよりも腕に力を入れ、私の耳元で囁くように言う
ち、近すぎる!!
鼓動が凄く高鳴り、顔が熱くなっていく
吉田さんの髪が私に触れる度に、くすぐったいけど…何か、すぐ近くに吉田さんがいて、安心する
離れたくないなぁ……
「未桜と知り合いの沖田は、僕にとって敵対関係何だよ」
えっ…敵…?
新撰組は幕府の為、将軍様の為にあって、今、幕府と敵…ってもしかして、長州藩!?
ということは、吉田さんは長州側の人ってこと何だよね
私は…幕府側の人の新撰組…と幕府を倒そうとしている攘夷派の長州藩に挟まれていたのか…
あ、私って…新撰組側の人達にバレたら、長州側の間者と疑われても可笑しくない状況何だ
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