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「お母さん!!お父さん!!」
嫌だ、嫌だ
こんなの見たくない
「うっ…嫌ぁぁぁぁ!!」
両親が私の目の前で血を流し、死んでいた
「死んじゃ嫌…嫌だ」
その時、誰かが私の名前を呼んでいた
"未桜"と
「未桜?大丈夫?」
うっすらと目を開けて…さっきのは夢だったんだと自覚する
この夢…よく見るなぁ
「未桜!!」
「えっ…?」
誰かに肩を掴まれ、あの暖かさが肌に伝わっていた
この…暖かさは
紛れもなく吉田さんだ
目を覚ますと、私の目の前に心配そうにしている私の愛しい人がいた
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