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「未桜、頼みたいんだけどさ…」
彼女は子供の方ばかり見ているからなのか、俺の問いかけを答えなかった
むぅ…
子供に気をとられんなよ
俺は彼女の視界に入り込んで気付かせるように、目の前に立った
「おーい、未桜?」
「え?あ、すみません」
よし、気付いてくれたな
これでみたらし団子を頼め
「藤堂さん、今日はもう売り切れて…甘味類は無いんです」
られなかったぁぁぁ!!
折角、来たのに食べれなかったなんて…ましてや、頼めないとは俺はどんだけついてないんだよぉ…
ま、仕方ねぇや
次、次こそ…食べれるよな?
「すみません…折角来てくれたのに」
「気にすんなよ、な?また次も来るからさ」
俺はそう言いながら彼女の頭を撫でた
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