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「あのぉ、藤堂さ…ってちょっと翔大くん!?」
「ん?」
翔大と言った男の子が彼女の膝に飛び付き、体が不安定に揺れ動き、後ろに倒れそうになる
あ、危ねぇっ!!
俺は目の前にいた彼女の手首をぐいっと掴んで、自分の方に引き寄せた
「大丈夫か?」
「は、はい…」
「なら…良かった」
周りを見ると幸い、客は少なく見ている者がいないのは良かったが、その客の中によく見る顔が……
「おぉ、総司も居たのか」
「んー?あ、新八さんと平助」
美味しそうにみたらし団子を食べている総司が居た
何か…今、見たくなかった
だってよ…俺が食べれなかったみたらし団子を食べてやがるんだから
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