過去

10/15
前へ
/212ページ
次へ
「あのぉ、藤堂さ…ってちょっと翔大くん!?」 「ん?」 翔大と言った男の子が彼女の膝に飛び付き、体が不安定に揺れ動き、後ろに倒れそうになる あ、危ねぇっ!! 俺は目の前にいた彼女の手首をぐいっと掴んで、自分の方に引き寄せた 「大丈夫か?」 「は、はい…」 「なら…良かった」 周りを見ると幸い、客は少なく見ている者がいないのは良かったが、その客の中によく見る顔が…… 「おぉ、総司も居たのか」 「んー?あ、新八さんと平助」 美味しそうにみたらし団子を食べている総司が居た 何か…今、見たくなかった だってよ…俺が食べれなかったみたらし団子を食べてやがるんだから
/212ページ

最初のコメントを投稿しよう!

179人が本棚に入れています
本棚に追加