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「なぁーあの女、美人さんだったよな~平助」
まだ話してたんだ…いい加減止めれば良いのに
話を振られたが、加わりたくないので俺は味噌汁を駆け込んだ
「んー?何ふて腐れてるんだ、平助」
ふて腐れて何かないっつうの
ただ…俺は女の話はあまりしたくない
昔の嫌な事を思い出すだけだからな
「ふて腐れて何かないし」
俺がそう言うと、左之さんは口元を緩ませて、それ以上捜索しなかった
左之さんは…俺の昔の事を知っているから、俺が女の話をしたがらない理由の事も分かっている………筈だ
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