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膳に箸を置く音が広間に静かに響くと、皆の目線が一斉に此方に向いた
何か、居心地悪い…
逃げたい一心で「ご馳走さま」と言って、膳を持って炊事場に逃げた
「何だ、平助の奴…」
「まぁまぁ、彼奴には色々とあるんだよ、新八」
「ふーん…」
二人は平助が出ていった後、何事もなかったように引き続き女について話していた
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「ふぅ…」
何とか広間から出ると、賑やかな声が聞こえ、少し悄気た時に、土方さんが広間に向かって歩いて来た
そのまますれ違う所で土方さんが小さく呟いた
「今日は静かだな」
「え?」
振り返ると、もうその場には居なく、広間に入って行っていた
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