考え過ぎ

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****************************** 「おい、起きろ平助!!」 誰かが俺を揺さぶっていて、名前を呼んでいる あぁ…煩い 折角の睡眠を妨害しないでくれよ 「煩いんだけど」 「お前、そんな事より巡察があるんじゃねぇのか?隊士達が外で待ってるぞ」 は?巡察…巡さ…つ? あ、今日は確か朝の巡察は俺の八番組だったけ? ま…いいや 昨日あのまま酒を呑み続けたから、気持ち悪くて吐きそうだし 宿酔が酷いので、外に出られる訳無いってことで休ませて貰ってもいいだろ? 「宿酔が酷いから休む」 朝陽の日差しを直接当たり、気持ち良かったけどひんやりとした空気で身が縮こまる 「そんなこったぁ、言ってないで行け」 あ、この声新八さんだ 猫のように首根っこ掴まれて、ずるずると何処かに連れてかれた ま、大凡分かるけど
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