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「んー…お姉ちゃん」
襖からひょっこり頭を出し、まだ眠たいのか目がとろんとしている
もしかして起こしちゃったかな?と思いつつ、朝から癒されたことに幸せを感じ、今日一日頑張ろうと言う気になる
「おはよう」
笑顔でそう返すと翔大くんが私に向かって走り出し、足にしがみついた
あはは…翔大くん、今は止めて欲しいのだけど
「んー?未桜ちゃん、子供いたのかい?」
「いえ…預かっているんですよ」
今は店を開けているので、客がいる
つまり、この格好を見られるているというのが恥ずかしい為、しがみつかれるのは止めて欲しいのだけれど…
「この坊や、甘えん坊だね。未桜ちゃん」
一向に離そうとはしないから接客が出来なく、困り果ててしまう
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