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「……ん?」
何か不思議な夢を見ていた気がする…
思い出せない…
何かこれからのことに大切なことだったような…?
「サキト、ご飯~!!
早く食べないと遅刻するわよ~ 転校初日から遅刻なんて、恥ずかしいわよ~」
思い出すことを中断されてしまった俺は若干イラつきながら答えた。
「分かってるよ!」
ーーーー学校への移動中
俺はこの田舎の村、桜木村に転校してきた高校一年生、飯村サキト。
東京である事件があって転校してきた。
此処では楽しく過ごすことが出来たらいいな…
淡い期待を持って学校への道を歩いていた。
「てか、寒!!」
寒いのは当たり前、十一月後半だった。晴れてはいるが、風が冷たい…
「早く行かなきゃ凍死しそうだ…」
学校には二十分かけて到着した。転校手続きとかで何回か来たことはあったが、やはり何度見ても…
「ちっさ!!」
どうみても前の学校の体育館より少し小さい、くらいの大きさしかない…
こんな校舎で全員入るのか…?
て言うか、何人生徒いるんだよ!
とりあえず、校舎に入り職員室に向かう。
はー、職員室あったけー
ちょっと癒やされた。
先生の所にいくと、先生はこちらに気が付いたみたいで、微笑みながら挨拶してきた。
「君がサキト君ね
私は担任の水田ミサキ、
これからよろしくね」
わー、美人さんだ~
癒やされる~(*´∇`*)
こちらも挨拶をすませると気になっていた疑問を先生にぶつけてみた。
「先生、この学校って全校生徒何人ですか?」
「え? うーん、見てもらった方が早いかな。都会とかでは信じられない数だよ」
と、ミサキ先生はかなりニヤニヤしながら言っていた。
教室に着いた。
「じゃあ、皆に説明してくるから待っててね」
「え?説明してなかったんですか!?」
「もちろん! 皆を驚かすのが私の仕事だもーん♪」
そう言ってミサキ先生は教室に入って行った。
ミサキ先生って一体…💧
教室が急に騒がしくなった。あぁ、転校生が来るって聞かされたんだな…
そう思って入ると、ミサキ先生が「さぁ、入って」と教室の中から言っているのが聞こえて、ドアを開けて入った。
え?
三人…?
マジで…?
「サキト君これが全校生徒よ」
先生がまたニヤニヤしながら言った。
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