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「ちょっw 2カ月って!ww
それは失敬だな!(笑)」
「"失敬"ってww」
「あ、この"失敬だな!"って北海道の篤史の口癖だったのよ(笑)
正直さ、周りにどう思われようと…やっぱ私の中では篤史が一番なんだよね(笑)」
「それはそれで否定しませんけど、そう思うなら神奈川の人はちゃんと断った方がいいんじゃないですか?」
「それも考えたんだけどさ。
多分今断っても納得しないっていうか…
そもそも付き合ってもいないし(笑)」
「まぁ無理して断る必要もないですけど、相手に期待させちゃマズいんじゃないかなって俺は思うだけですよ。」
「私もそれはそう思うよ?
けど、断る理由もないし、断る理由さえ思い付かないくらい良い人だから困ったモンでさ……w
多分今断ったところで、『それでも待つから!』って言われるだけだろうなって想像つくしさ。(笑)
それに、私自身も先の事は分からないからさ。
例えば篤史と出会った時も、彼に2回目に会った時には『この人と結婚はないな』って思ったのに
結局彼の熱烈なアプローチに惹かれて、今となっては彼が一番になってしまったワケで(笑)
もしかしたら一也さんからもアプローチし続けられたら、私の気持ちも変わるかもしれないしさ。」
「まぁ確かにそうっスよね。
今となってはフクさんの方が篤史さんを追いかけてるくらいなワケですしね。(笑)」
「追いかけてるって言うか…私は真実が知りたいんだよね。
多分篤史自身の私に対する気持ちが変わったとかではなくて、連絡出来ない理由があるだけなんだと思う。
その理由が喉頭癌なのか、会社の事なのか、それとも元社長や元奥さんの事なのか…
はたまたその全てが理由かもしれないけど…(笑)
そして、もし篤史から連絡が来れば私は迷わず篤史を選ぶ…。
それだけは今の時点でも分かってる……。
だから今一也さんに別れを切り出すより、時が来て、ちゃんと説明する方が向こうも自然と納得できると思うんだよね!?」
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