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私の主人、浩志さんは関西出身で現在48歳。
良い大学を出て、良い企業に勤めて‥‥という言わばエリート街道まっしぐらな人生だった。
そして14歳も年下の私と結婚して、側からみたら若い奥さんを持って幸せそうな結婚生活と思われていただろう‥‥。
しかし浩志さんが無職になってからというもの、私は昼職をしながらデリヘルで働き始め、家事を放棄‥‥。
家は散らかり放題となり、そんな家に帰りたくなくなった私は、夜な夜なハプニングバーで見知らぬ男性とカラダを交わし、既に家庭内は壊滅状態だったーー。
「あんた、浩志さんが今月中に仕事見つからなかったらホントに別居するの?」
「うん(笑)
今月中に仕事しなきゃ別居して、私また新宿で一人暮らしする!!」
おなべ時代からの親友”真央”には、こんなカオスな私の結婚生活をいつも暴露している(笑)
あと2週間ほどすれば、私と浩志さんの3回目の結婚記念日というのに、私は別居の準備を着々と進めていた。
「やったぁ~っ!!
新宿住んだら近くなるしいっぱい遊べるじゃんっ!!」
未だ独身の真央は私の別居話に大賛成でむしろ心を躍らせていた(笑)
「だからさ、そしたら真央の誕生日も一緒に祝うよ!!
結婚記念日だけどさ(笑)
結婚記念日のエイプリルフールに置き手紙して家出てくわっ!!(笑)」
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