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「ハハハッ!なるほど、深緑の方が一枚上手つーワケか」
「笑わないでよレイン」
「僕らにとっては一大事なのにさ」
「そりゃ悪ぅごさんした。
でも良かったな~。深緑が酷な奴じゃなくてよ」
幸せそうにホットケーキを召し上がっていらっしゃるお顔が、なんと愛らしいことでしょう。
この笑顔だけでワタクシは天に召されそうです。
今すぐ深緑様や、ダグレ様に実況したいところですが、我慢です。
「深緑ってああ見えて、結構なトシだからなぁ。…多少の悪知恵は働」
「え、深緑って若かったんじゃなかったの?」
「け、い験が豊富ってこった。おわかりかい?シャロン坊」
「レインと深緑って仲良しなのね」
「そーゆーこった」
[危ねー!危ねー!やらかすところだった]
[シィウォ様お気をつけください!]
ワタクシ…もとい、深緑様やダグレ様は人外ということを隠しておられますからね。
シィウォ様は初日に冗談半分で、
俺半分人間じゃねーんだ☆
とトンデモ発言をぶちかましてくれたようですがね。
いやはや、あの時は目が点になりましたとも。
あっ、いや、ワタクシ熊のぬいぐるみです故、端から目は点なのですが…。
「ところでよ、これ食い終わったら何かするのか?」
「うーん。庭で枯れ葉を撒き散らすとか?」
「焼きマシュマロとか魅力的だよね?」
「かのダグレ様が許してくれるかねぇ~」
「無理だな」
「絶望的ね」
[ダグレもクソ真面目だかんなー]
[ダグレ様は公私混同しない方]
[でもないだろ]
[はい。]
深緑様も根は真面目な方であるのでワタクシ含め、バランスがいいのやもしれません。
しかし、シィウォ様はもう少し真面目になってもらいたいものです。
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