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おや、どうやらダグレ様が接近中のようですね。
また、いつもの見回りでしょうか?
(コンコン)
「ダグレかな?」
「多分そうなんじゃないかな?
はーい、開いてまーす」
[あ、やべ。オレ今屋根裏部屋にいる設定だった]
[シィウォ様、ワタクシかねがね思うところがあるのですけれど、
普段何をなさっていらっしゃるのですか…]
[野暮なツッコミはナシで頼むよ]
野暮って…。
シィウォ様の場合、行動から何から何まで突っ込むところがあるので、ドコからドコまでがラインなのかわかりません。
「失礼いたします。シャルルお嬢さ…、どうしてシィウォがここにいるんです。屋根裏掃除のハズなのに…」
「げっ、あーいやー、そのー」
「レインは大事な使命を任されて私達といるのよ」
大事な使命でございますか。
確かに、物は言い様。
お嬢様やお坊ちゃんにとっては、
最重要な事でしょうしね。
「大事な使命…?
なんですかな。それは」
「今日は深緑がぶっ倒れたから、
ティータイムの担当したってワケ」
「確か、なのですか?」
「そうだよ」
「最重要ミッションだよ」
「なるほど」
[何、センパイは絶賛居眠り中なわけか?]
[そー言うなって。オレも冬はダメだし]
深緑様もシィウォ様も冬は大の苦手でございますからね。
ダグレ様は火の精。乾燥や寒さにはお強い。ますます暖かくなることでしょう。
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