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「いってー!!こーのバカ親父!大事な跡取りの頭になんてことしやがる!」
「うるせー!っと、失礼しました。こいつが何かやらかしたんでしょうか・・・?」
「いえ・・・確かに直して頂いたのですが・・・。今の魔法は修復の魔法では有り得ない・・・」
「当たり前だろー。こんな複雑でかなり魔力が詰まった魔道具を修復の魔法なんて使ってたら何年かかると思ってんだ」
「キミは一体何をしたのかね・・・」
「まぁ、修復じゃ簡単に直らねーから、復元したんだよ」
「ふ・・・復元だと!?」
「話がさっぱり見えねぇな。修復と復元ってどう違うんだ?」
「俺にもわからんな。要は直ったんだからめでてーじゃねーか」
「だよなー」
「「はっはっはっはー!」」
元々魔法には詳しくない二人が細かい事など気にせず、商売の成功に喜んでいる。
「復元魔法・・・。そんな魔法の成功例など聞いた事が無い・・・」
「あー。そりゃあまぁ・・・復元はオレのオリジナルだからなぁ」
「んで、どう違うんだ?」
「あー。普通は壊れた物に対しては修復系の魔法を使うんだ。まぁ要するに壊れた部分を魔法の力で補ってやるって言ったらわかりやすいかなー」
「あまり話が見えないが・・」
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