【アメダマ】

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綺麗に ラッピング。 甘い香りを 漂わせながら 箱に蓋を閉めて そっと 街並みと一体化する 可憐な振りをして 笑顔で振る舞う 部屋に戻ると ラッピングも崩れ 小さくなってた 電気を灯す事も忘れ 独り箱を手にとり 「コレデ イインダヨネ…?」 寂しくて 悲しくて 飴玉を必死で隠してた 私は胸が苦しくて ポスターを見てた 何時の間にか 部屋中に 転がってた飴玉を あなたが拾って 口にした 美味しいと言って 優しく私の箱に 飴玉を戻して あなたの箱から 一粒の飴玉を 私にくれた 近くにいたんだ。。。 目が覚めたら 綺麗にラッピングして 街並みと一体化 今度はあなたが 辛くなったら 私の飴玉を あげなきゃね あなただけは 美味しいと 言ってくれるから
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