騎士

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梶は多摩川に到着した。 先程パラディンが全滅した数分後だ。 そこには悲惨な光景が広がっていた。 辺りは血に染まり、体のパーツと思われる赤い物がそこらに散らばっている。 「ちっ!あんな雑魚相手に負けやがって!」 梶は手に炎を宿し、メディスに向け一直線に放った。 数十体いたメディスが瞬く間に燃え、残り数体となった。 「くらいなっ!炎天下(えんてんか)!」 そう言いながら掌を天に向けた。 すると、メディスの頭上から炎の柱が出現し、メディスに降りかかった。 一瞬にしてメディスを焼き払ったのだった。 「弱すぎらぁーもっと骨のある奴はいねぇのか!」 その時、強大な妖気を遠くの方に感じた。 「こいつは……」 梶は唇を舐め、ニヤリと笑い炎の力で飛びたった。
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