特訓

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訓練が開始してから4日が経った。 葉桜はやっと内なる力を感じとる事ができ、皆の訓練メニューに加わる。 「やっと出来たか!まあ感じる感じないは人それぞれだからな、あまり落ち込むことはないぞ!」 剛力は葉桜を慰めようとしたが、それは逆効果であった。 慰められるのが、逆に惨めだった。 「さー次は……まず詠唱を覚えよう!君たちがどの系統か、私が見つけてあげるから、それを覚えるんだ!」 ふと斑目は疑問に思った。 「すいません。全ての系統を使うことって出来ないんですか?」 剛力は、顎に指先をつけて考えながら言葉を発した。 「ふむ。出来なくはないが……人それぞれ合う合わないがあるんだ。 例えば…… 火の詠唱が得意な人は、水の詠唱は苦手なんだ! だから、合うものを探すんだよ。」 斑目は納得した様子だった。 「あーでも、たまに六行印全てを使いこなす天才もいるがね」 その言葉に反応したのは葉桜。 六行印全てを使える天才……? おれは絶対そうなってやる! 葉桜の拳に力が入った。
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