パラディン

騎士

佐藤は葉桜達を連れて組織内の見学をしていた。

まず最初に見学した場所は、司令室。
大型のモニターがあり、そのモニターには地図が表記されている。
その地図上には赤い点がいくつか出ていた。

「私たちは、ああやってメディスの位置を把握し、迅速にメディスを倒しに行っているんだ。あの赤い点がメディスだよ。」

皆は赤い点に注目している。

「じゃあ、もうあそこに誰かが向かっているんですか？」

説明を聞いていた一人が尋ねた。

「そうだよ。
メディスを倒す人達の事をパラディンと言うんだ。

あ、ほら！赤い点が一つ消えたよ。」

そう言ってモニターを指さした。

モニターから赤い点が一つ消え、また一つ消えた。
誰かがメディスを倒したと言うことだ。

「本当にあんなのを倒せるんですか？」

その質問に、佐藤はニッコリと笑い頷いた。