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次に向かった場所は訓練室。
訓練室は幾つかの部屋があり、第3訓練室と書かれている部屋を見学していた。
「ここが訓練室だよ。メディスを倒すために皆、日々訓練しているんだ。
皆もここで訓練する事になると思うから、しっかり見ておいてね。」
皆は頷いた。
訓練室の中には五人の男と二人の女がいた。皆ぶつぶつと、何かを言っている。
耳を澄ますと、何かを唱えているようだった。
「血肉の糧よ我が精となり、火の精よ我が力となれ!」
その時、地面に魔法陣のような紋章が現れ、たちまち炎が燃え盛った。
皆は驚いた顔を見せ、茫然とその場を眺めていた。
「あれが六行印というものだよ。これは誰にでも出来ることだから、君達も訓練したら出来るようになるよ。」
その説明に皆は反応が薄かった。というよりも、反応出来なかったと言う方が正しいかもしれない。
しかし、葉桜は一人興奮していた。
すげー!
あれを出来るようになりたい!
あれが出来れば……
そう考えた葉桜は、笑みを浮かべた。
次に向かった場所は闘技室と書かれた部屋だった。
そこは他の部屋よりも大きく、何も置かれていない殺風景な部屋。
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