ありがとう

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埋めた所に、文鳥の名前を書いた木の板を立てて、またその上に花を置いた。 もう高校二年生になるのに小さい子どもみたいにわんわん泣いてしまった。 寂しい、悲しい。 「大丈夫、幸せだったと思うよ。みんなに可愛がってもらって」 母親が文鳥のお墓を見ながら、私に言った。 君は、幸せだった? 私の家に来て、楽しかった? 私はものすごく楽しかった。 だから、 「おやすみなさい」 泣きながら精一杯の笑顔を作って、言った。 おやすみなさい、昔もきっとこれからも大好きな君。
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