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赤くて青くて、黄色くて。 「……」 それは目を疑うような光景だった。 視界の中のありとあらゆるモノが、鮮やか過ぎる配色で。 「あいつめ」 僕は走った。 走って走って、オレンジ色の街を抜けてレモン色な丘を越えてピンク色の海を渡った。 嗅覚聴覚直感を頼りに、僕は落ち着ける場所を目指して走りに走った。
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