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とある公園
子供たちは、いつもの様に遊具で遊んだり鬼ごっこしたりかくれんぼしたりして遊んでいた。
砂場では大きなお城を作ろうと頑張る子たちもいる。
そこへ1人の少女がやってきて言った。
「私も…私も混ぜて…」
すると子供たちはその娘を見た途端、いきなり叫びだした。
「この不幸女!近寄んな!」
「こっちくんじゃねぇ!どっか行け!」
「お願いだから私たちに関わらないで!」
少女も負けじと言う
「私…私は不幸女なんかじゃないもん……ねぇ遊んでよ…」
少女は子供の内の1人のシャツを掴む
するとシャツを掴まれた子は、顔を青くしながらその少女を突き飛ばした。
少女は砂場に倒れ込む
子供たちは言う
「もう俺たちに話しかけないでくれ!」
そして子供たちはどこかへ行ってしまった…。
少女は独りで立ち上がると、今度は鬼ごっこしてる子供たちのところへ行った。
「私も------…」
夕方
ベンチには1人の少女が座っている。所々に砂や泥が付いていて、顔は涙でぐしゃぐしゃだ。
少女は一人つぶやく
「今日もだめだったな…もう帰ろう…」
少女はとぼとぼと歩いていった…
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