プロローグ

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よう、読者様たち。 俺の名前は、ってもう知ってるか。 今の時間は朝の7時。 学校に行かなければいけないのだが主人公とハーレム構成員のせいであまり行きたくない…… だがこれからの人生のために一応真面目に通っているのだ。 「龍!早く起きなさいよね!」 「ちょ、美希!なんで俺のベッドの中にいるのさ!」 「ッ//別にいいじゃない!!//」 ギャーギャーギャーギャーうるせぇなぁ。 今の声は俺の部屋の隣、っていっても塀を跨いだ隣の家のやつの声だけどな。 俺のこんな容姿じゃあ女にモテるはずもないし。 ま、主人公どもの声を聴くのは嫌だし下に降りるか。 「はよ。」 「…………………。」 挨拶をするが無視される。 これが俺の親だ。 一応大体のことはしてくれるが俺と口を聞こうとしない。 なんでって? そりゃわかってるだろ? 主人公のせいだよ。 主人公のやらかしたミスが俺のせいになったのさ。 そして俺の周りからの評価は底辺になった。 …知ってるか? 主人公はほとんどミスはしないが、するときはとんでもないミスをしたりするんだぜ? それが俺に責任転嫁されたってわけだ。 まぁ本人はそれを知らないから俺に鬱陶しい笑顔で話しかけてくるんだけどな。
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