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突然鳴り響いたその音と同時に
壁だと思った白い壁が
突然開いた。
入ってきたのは
白い服に身を包んだ集団……
『ダ…レ…ナ…ノ?』
頭もはっきりしなく
視界も意識も曖昧だ。
集団の
一人が突然口をきいた。
「うーん?!おぉ~!!よう?
目覚めたな!? 具合はどうだい?」
「グ…ア…イ?」
「なんだ、なんだ?忘れちまったのかぁ~??
まったくー。 あぁーでも、
確かお前の場合毎回だっけな?」
「…ワ…ス…レ…ル? ナニ…を?」
「そりぁ…! うーん?まぁあとあとゆっくり思い出すだろ? 」
その男の言葉を
うまくできなかった。
頭のなかは混乱しっぱなしだ。
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