プロローグ

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お前が吸うメンソールの香りも嗅ぎ慣れた。 裸で熟睡している傍ら、煙草の灰は今にも落ちそうで、吸い手が居ないそれはどこかしら寂しそうだ。 俺は吸いかけのそれを代わりに吸いながら、一言ボヤく。 お前の夢の中に響くように…真夜中と煙草。
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