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「ふざけんなや!お前ありえんな。」
「ガンッ!」
大声を張り上げて電話を
壁に投げつけた。
「マジ汚えな。アイツ!くそっ!」
ぎゅっと強く握り拳を作って
軽く涙目になる。
「ピリリ~♪」
投げた携帯から着信音が鳴っている。
投げた瞬間に衝撃で電話が切れたらしい。
携帯の画面を見ると先ほど
喧嘩していた彼女(成美)からだった。
イヤイヤ電話に出る。
「何な?もうかけんなや!」
「嫌だ!うち翔太がすきなんよ。」
成美は泣いているのか声が
かすれていて、鼻水をすすっている。
「お前自分がしたこと考えろや!」
「ピッ!」
通話終了ボタンを押して
一方的に切った。
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