高校生活

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やっとの思いで校門まで着くと、門の前に生徒指導の佐々木先生が立っていた。 「うわぁ、佐々木がいるじゃねぇかよ…」 俊介がとても嫌そうに言った。 「でもまだ遅刻じゃないから怒られないはず!」 私は明るく言った。 すると優子がまた泣きそうな声で 「でも怖いよ…」 とつぶやいた。 私達は恐る恐る校門を通り過ぎた。 「おはようございまーす…」 佐々木先生は、ちらっとこっちを向き、また前を向いた。 「よかった~なんもいわれなくて」 僚輝がホッと胸をなで下ろし言った。 校門を過ぎると俊介が言った。 「やっべ、あと3分しかねーよ」 その一言を聞き、みんなが一斉に走り出した。
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