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ちょ、ちょっと。
髪がくすぐったい。…じゃなくて!!
何してんの!?
「あ、あの。ねえ、ちょっと…」
彼の吐息がもれて、あたしの胸のあたりをくすぐる。
くすっ て、笑ったんだ。
顔をこっちに向けて、目を合わせてきた。
ちょっと、その顔、瞬殺。
「夢じゃなかった」
え?
そして、くしゃっとあたしの髪を撫でたんだ。
「ちゃんと寝た?」
…爆睡でした。
無音で答える。
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