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「ごめんね?」
「…何が」
今度は、ちゃんと声が出た。
「や、なかなか寝かせてあげられなくて。
美保があんまり可愛いからさあ」
カー―ッと、顔が赤くなるのがわかる。
は、はれんち…。
あ、あたしは。確かに、小西美保だけど。
あーた、誰よ?
あたしを知ってるの?
「痛くなかった?」
いやいやいや…。
も、もうやめて。
ゴホッ…。
思い切り咳き込んだ。
途端に、自分の息にむせこんだ。
さ、酒臭い。
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