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その後、某幼なじみにボッコボコにされた俺は、何はともあれと、一階のリビングに行って朝食を頂くためにテーブルに座っていた。
ふと、辺りを見回すと、朝食は4つあり、ネロ、虹子、そして俺ともう一人分用意されている。
勿論、この一人分はもう一人の幼なじみの物なのだが、また起きてないのかな。
「…ん、定吉も一緒にご飯食べるの?」
「昨日聞いたら、私も食べるって。まだ起きてないから、アンタ起こして来なさい」
澄まし顔で味噌汁を手に取りながら、定吉の家がある方向に指を指しながら、視線と言葉で行けと言ってくるネロ。
どうやら先程の事を、まだ怒ってるみたい行きたくない。
「ネロさんや、貴女が行ってくれたらお礼にキスしちゃえるゾ♪」
「行って来なさい」
「はい」
半ば強引に外に出され、とりあえず定吉を起こしに定吉の家に行く。
定吉の家は、俺の家の目の前。
因みにネロの家が、俺の家の右隣で、虹子が反対側。
ここまで美少女に囲まれた生活はありえないのだが、此処では実際に起きているので、そこまで否定する事は出来ないんじゃ。
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