幼なじみによる、俺に対する朝の起こし方について。

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「うむ。私も料理でも学んで、お前を婿にでもとろう」 ドヤ顔で、フフンと鼻息を鳴らして妖艶にそう呟く虹子。 コイツだけは本当にごめんなさいだ。 「……………定吉、ちゃんと食べて胸大きくしろよ?」 「………う、うん。僕頑張るね?」 「せめて………せめて何か言ってくれ………」 がっくりと肩を落とす虹子の隣で、恥ずかしそうに頬を赤らめる定吉。 もう君の表情にメロメロです。 「虹子は………、定吉とのレズがお似合いだよ。虹子×定吉みたいな」 「私は普段からそのつもりだが? なあ、定吉」 「ふあっ! に、虹子。抱き着いちゃやあ!」 むふふ、役得役得。 強引な虹子に、総受けな定吉。エロいのう。 「ね、ねえ。ネロ………助けて………」 虹子の壮絶な愛撫に、ひいひい声を上げながら定吉がネロに手を伸ばして助けを求めてきた。 「もう、仕方ないんだから。虹子、止めなさい」 「むふっ、次はネロの番だからな」 「このド淫乱少女は……」 まだまだドヤ顔を決める虹子に、ネロは片手を握りながらワナワナと震え出した。
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