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すると、俺達がそんなしょーもない事で口論になっていると、二階がドタバタとうるさかったからか、下の階に居たネロが俺の部屋に乱入してきた。
「虹子、アンタも早く来なきゃ駄目でしょ。焼鮭とか冷めちゃうじゃない」
「焼鮭なんて二の次だ。ネロ、どうやらこの部屋には………エロ本が隠されているらしい」
「なっ! 虹子それ余計!」
ネロの耳元で、ひそひそ話をするみたいに、口を近付けて話をする虹子。
そして、それを聞いたネロは、純情さが故に顔全体を強張らせて、頬を赤らめて俯いてしまった。
「え、エロ本とか………変態。………信じられない…」
「………まあまあ。ネロ、一緒にエロ本を探して、コイツの性癖を暴露させてみないか?」
「い、嫌よ! 性癖なんか見つけて…、ど、どうするつもり?」
「決まっている。性癖を知る事が出来れば、張本人の好きな人のタイプが如何なるものか。………ネロも気になるのでは?」
「うゅ………………、まあ、そうかな………?」
そこで考えを一致しないで欲しい。
別に、俺のエロ本の隠し方には自信があるので、見つかる確率など0に等しいのだが、色々と物色されるのも困るのだ。
「…わ、私も探す。アンタからはエッチな本は必要無いんだし、幼なじみの私が処分しなきゃ」
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