32人が本棚に入れています
本棚に追加
涙を堪えていると、いつの間にかかなりの時間が経ってみたい。
ミナは、落ち着いた私を見てホッとしている。
「じゃ、早くお弁当食べちゃお!
お昼休憩終わっちゃう!」
「うん!」
――余りミナには、心配掛けちゃいけないよね…?
そんな一心で無理矢理笑顔を作った。
だって、これ以上悲しい顔をしてたら…。
素直なミナの事だもん。
自分の事みたいに、苦しそうな顔をする…。
そんな顔をしてほしくない。
でも、そうさせてるのは私。
だったら、笑う。
笑い続けてやる。
最初のコメントを投稿しよう!