進級

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2組内、健一のいるクラス。 こちらも1組と同じように賑やかなクラスであった。 健「あ、優子ちゃん!」 先ほど話題に出た女の子を見つけ、これ見よがしに声をかける健一。 優「健一!一緒だねっ!」 木嶋優子。 小柄で、一言でいえば小動物。 元気でいつも笑顔なのが特徴。 帰宅部でバイトをしている。 どのクラスにいても、男の中で1回は名前が挙がるくらい、所謂可愛い子。 健「よろしく!そういえば優子ちゃん、俊樹から今日進級パーティーするって言われたんだけど、行く?」 他の皆とは違い、パーティという言葉になんの違和感を持たずに、目を見開いて答える。 優「行く行くー! 皆で集まりたい!」 「なに、今日パーティーやんの...?笑」 優子との会話で全く気づいていなかったが、健一の後ろに1人の男がトボトボと歩いてきた。 健「お、敬祐! お前もこいよ?」 敬「パーティ...?うん、まあ行くわ。」 彼は鈴木敬祐。 校内1のベーシストと豪語されるほど、ベースが上手い。 軽音学部の部長。 ちなみに健一と英哉と同じバンド。 プラスの面はとにかくイケメンでいいやつ。 マイナスな面は鈍感。 でも、鈍感なイケメンを見て、女の子は「クール」と言って憧れの眼差しを向けている。 敬「楽しみだなあ」 いわゆる、クールに嘆く。 健「お前なに喋ってもずるいよな。」 敬「どういうことだよ。笑」 そんな2組であった。
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