イツメン

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俊樹、佐絵、由依という少し異色にも思える3人は、自覚は無くとも話題を出さなきゃと頑張っていた。 佐「あ!由依って、前の学校では部活とか入ってたの?」 由「一応バスケ部に入ってましたよ。 下手っぴなんですけどね。」 ここで2人は、思わぬ共通点を見つける。 佐「ほんとに!? あたしも俊樹もバスケ部なんだ!」 由「そうなんですか! え、俊樹くんも…?」 由依は一通り身長の小さい男を舐め回すように見ながら言い放った。 俊「なんだよその小さいもの見る目は… お前よりはでかいぞ! そして一応スタメンだぞ!笑」 由「え、すごい! 上手いんですね!」 えー意外!と言わんばかりの表情で、先程よりも小さく手を叩きながら言った。 俊「いや、上手くはないよ笑 弱小校だし。」 佐「はい嘘ばっかり! 副部長のくせに! 」 俊「佐絵もだろ!」 打ち合わせしていたかのようなスムーズなやり取りを聞きながら、今度は幾分か感情のこもった声で 由「二人ともすごい… 羨ましい!」 と、前よりも大きく手を叩きながら言った。 バスケについての話が終わった頃、通り沿いにある3人は佐絵の家の前に到着した。
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