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俊「おう、おはよー」 声の主を確認せずに、近くに来た気配を元に答えた。 確認せずとも、朝から遠くから元気に話しかけてくるのは、おそらくあいつしかいない。 俊「今日早いじゃん、健一。」 声の主は中原健一。 超絶ギタリストという異名をもつらしい。 軽音楽部所属。 中学の頃からの親友。簡単に言えば顔が良い。 健「クラス替えどうなるんだろうな!」 早いじゃん、という言葉はまるで聞いていなかったかのように話題を変えてくる。 専ら、俺も朝が弱いため、ツッコミを入れずにその話題に乗る。 俊「気になるな!」 健「はやく行こーぜ!」 俊「え、また早歩きかよぉ...。」 と、駅から学校までの道を健一に後押しされながらすいすいと歩いて行った。
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