◇□ 愛しい貴方 □◇

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DEAR アナタ 近所のハイツに引っ越したよ。 アナタの部屋がよく見える、最高の部屋。 知ってた? 今朝、アナタのお隣の国からやってきた奥様とゴミ出しで出会ったよ。 まあ、パッと見は悪くはないけど、女なんて腹ん中じゃ何考えてるかわかったもんじゃないよ。 しっかり者のアナタだけど、騙されてないか心配だったんだ。 たぶん笑点のあの落語家より、ちょっと腹黒い程度だよ。 でもさ、そろそろ『キミと飲みに行きたいな』って誘って欲しいなあ。 いつだって、待ってるのにさ ホントは気持ち気づいてて、楽しんでる? もしかして、小悪魔気取り? そんな訳ないよね。 大好きなアナタを疑うなんて、悪い子でゴメンナサイ。 いつだって、あんな熱い瞳で見つめてくれるんだもんね。 信じて、いいよね?
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