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……挟まれた……!
やっぱり、罠だったんだ…!
私は行くも戻るも出来ない状況に、ただ体を縮こまらせた。
…この二人、明らかに普通の人の雰囲気と違う。
超美形って事を差し引いても、纏うオーラが半端ない。
二人の周辺だけ、空気そのものが違うみたい。
…こんな人たち、同じ学校にいたら絶対わかるはずなんだけどな…。
目ヂカラだけで人殺せそうだもん。
……てか、凄く怒ってらっしゃる…?
私は階段の少し上から見下ろす黒髪の男と、私のすぐ後ろで仁王立ちする金髪の男を交互に見て、もうあれこれ問いただす気はすっかり失せていた。
…でも、二人の雰囲気からして私に対して怒ってる事は間違いなく、となると黙って帰してくれるはずがなかった。
……猫だまし?UFO?
何て言えば引っかかってくれる?
私が少ない脳みそで打開策を練っていると、更にもう一人、とんでもないのがとんでもない所から現れた。
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