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まるで冷凍庫に体ごと飛び込んだような急激な気温の低下を感じたと共に、妙に落ち着かない気持ちにさせる何かが漂いだし…
…真夜中の墓場にでも迷い込んだような…そんな雰囲気に包まれた。
そんな不穏な空気を感じてか、麗牙はピタリと動きを止め、そしてゆっくりと私から離れて行った。
そしてそのまま階段の一番下まで降りて行くと、その場でひざまずいて深く頭を下げた。
その隣で金髪の獅狼もまた、同じくひざまずいた。
…私はというと、辺りに漂う異様な空気の発生源が朔夜だと悟って、どうするのが正解かわからずに相変わらず固まっていた。
……怖い……
何、この空気…
もしかして、これが殺気ってやつ?
…人間って、こんなに…空気そのもの、空間丸ごと変わってしまうような気を出せるものなの?
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